何でも屋エンジニアのブログ

ソフトウェア関連技術、コミュニティ、日々の雑貨

OSS Gate(2016/07/30)に参加してきました

OSS Gateに参加してきました

OSS Gate(2016/07/30)にビギナーとして参加しました。 oss-gate.doorkeeper.jp

OSS Gateの詳しい説明は以下の記事に書いてあるので参照ください。

oss-gate.github.io kenhys.hatenablog.jp

感想

流れや実際にやっていることは他に書いてくださっている方がいるので、主にビギナーとして参加した感想を書きたいと思います。 私はビギナーとして参加したのですが、「本当に誰でもOSS開発に参加できるんだ」という感想を抱きました。

理由として、まず、経験者の方が実際にどのようにOSS開発に参加しているのかを体験することで、ハードルが下がりました。 ドキュメント修正のプルリクを実際に送るところまで体験できましたが、実際の体験だけではなく「その過程でどのような作業をすべきか」というところを教えて頂けたのはとても勉強になりました。

もう一つの理由として、OSS開発にも色々な役割があると意識できたという点があります。 設計/実装だけでなくドキュメント整備も大事な役割であり、ここは開発者の手の回らない箇所で初心者が役に立てる場所でもあります。 皆さんも経験があると思いますが、自分の開発に関するドキュメントは、自分が作り理解しているが故に穴のあるものになってしまうことがあります。 作成する時間がなくきちんとドキュメント化できないケースもあると思います。

さて、このOSSを使用することになると、公式ドキュメントに必要なことが網羅的に(さらには親切に)書いていないので、ハマることになります。 当然ググって解決策を見つけ進めることになります。ある人はブログに書き、またある人は自分だけの知識にしたまま、時間が経ちます。そして、また同じ轍を踏む人が現れます。・・・この繰り返しが起きるわけです。 しかし、本来「ハマってググる」作業は必要ない作業で、最初にハマった人がREADMEを修正すれば、他の人は「ハマらずに」進めることができたのです。

偉そうに書きましたが、このような心構えはOSS Gateに参加するまで私にはありませんでした。 でも、確かにドキュメントが分かりやすく書いてあれば嬉しいですし、その部分こそOSS開発初心者がOSS開発に参加するチャンスなのです。

例えばインストールでハマった場合、依存関係が足りないなら「何を事前にインストールする必要があるか」をREADMEに追記し、MacOSに関するインストール方法は書いてあってWindowsの方法は書いておらず 辛い思いをしたなら、READMEに不足しているOSの情報を追記すれば良いのです。ドキュメントが「自分のような初心者にとってわかりにくい」なら、初心者が分かりやすいように修正してあげれば良いのです。

こうすることで、同じ原因でハマる人は減りますし、最初から開発(設計/実装)の面で参加するよりハードルが低いと思います。

上記で書いた内容は「他人のため」という側面が大きいですが、もちろん本人にとっても良い面があります。 まずドキュメント修正レベルから開発に参加することで、参加していない時より開発をウォッチするインセンティブになり、 OSS開発の動きを学べたりコードを読む時間が増えたり、参加していない時よりも主体的に見られるようになると思います。 勉強やスキルアップのためにOSS開発をウォッチしたが飽きてしまった、もしくは漠然とよく分からなかったという人がいたら、ドキュメント修正レベルからOSS開発に参加し いろいろ学んでいくことをお勧めします。

最後に

メンターの方々、企画の方々本当にありがとうございました。

9/24に次回のOSS Gateが開催されます!メンターの人数が足りないそうなので、ビギナーの方だけでなくメンターでの参加も是非お願いします! oss-gate.doorkeeper.jp