何でも屋エンジニアのブログ

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RubyMineをメンバーに布教している

最近、RubyMineを布教している。それに伴い決済や事業部のライセンス購入の諸々を整えている。何でこのように思ったのか、以下に書いていこうと思う。

私の所属するwebチームでは、今年からスプリントタスクの多くをペアプロで実施するという試みをしている。その中でメンバーの手元を見る機会が多くなり、エディタの設定や使い方について、もう少し改善の余地あるのではと感じた。具体的には補完/jump/linterの機能である。

個人的な考えでは不慣れな言語を触るとき、補完/jump/linter周りはまず整えるのが大事だと思っているので、最初に優先度を上げて環境整備するけど、あまりその効果を実感したことがない人に、忙しい中優先度を上げて対応してもらうのは呼びかけるだけでは難しいのかなぁと感じた。 

同時に、そのような実感を持ったことがない人はおそらくエディタを自分の仕事のやり方に応じてカスタマイズした経験が少ないはずなので、補完/jump/linterに限らずある言語を使う際、エディタとしてどんな機能が自分に必要なのかを実感してもらう機会が必要なのかもしれないという考えに至った。

 

そこで、この機会を持ってもらうためにRubyMineをメンバーに使ってもらおうと考え呼びかけた。RubyMineならデフォルトで開発に必要な諸々の機能が入っているし、カスタマイズの必要性はありつつも他のエディタに比べてはるかに少ないので、先述の課題を克服しやすい。「休日にやりなよ」という呼びかけを行うのは、(個人の時間の使い方としては自由だが)組織としての解決策になっていないし「業務時間使ってやって良いよ」という呼びかけをしても忙しくて難しい(優先度を上げる気にならない/そもそも時間ない)というケースが考えられる。
 

webチームには転職して初めてRuby/RoRを使うメンバーもいたり、研修の終わった新卒のメンバーがjoinしたりであまりRuby歴が長くないメンバーが所属しているが、良い設定やオススメ機能などを共有したりフォローできてなかったので反省した。今回使い始めたメンバーで、引用TweetのようなモブRubyMineとかして便利な使い方や設定をみんなで共有して欲しいなと思っている(そして私にも教えて欲しい)。

 

 

こんなことを考えて動いているときに P山 (@pyama86) | Twitter さんの以下の記事を見て、ふむふむって思った。

 

known-unknowからknown-knownになるためには機会が必要だし、同様にunknown-unknownから脱出できる機会も必要で、そういう土壌を整えるのも仕事だなと合点した。